gonma代表 中川裕子さん
1973生まれ
富山県南砺市(旧福光町)出身
表千家師範、キリンビール地域創生トレーニングセンター2期生(以下トレセン)
丸の内朝大学地域プロデューサークラス
母のお腹の中にいる時から石黒種麹店の麹で育ち、発酵が自然に身近なものに。
家業の賄いを曽祖母の手伝いをするうちに身につき発酵料理、郷土料理を得意とする。トレセンとの出会いで発酵が当たり前で身近なものがどれだけ素晴らしいかの魅力に気付かされる。
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今では世界の郷土料理も挑戦。
幅広い視野で料理を探求する49歳。
家紋をあしらった蔵づくりの引き戸をあければ、そこはもう田舎町らしからぬダウンライトのオシャレな発酵バー。 豪快な笑顔で迎えてくれるのは店主の中川裕子さん。 実家の理髪店の手伝いもしながら、発酵料理研究家として活動している。 南砺の冬の味覚といえば「かぶらずし」。 そのなかでも中川さんが仕込んだものが一番おいしい、と県内や遠方からも買い付けや予約がはいる。 慣れた手つきで、「毎年つくっとるからねぇ」と、冷水で特大のカブを洗っていく。 地元でつくられる大カブは、雪の寒さできめが細かく切り口がしっとりとしている。 早めの積雪のあった今年は、農家さんと一緒に大カブの収穫もしたそうだ。 半月型にカブを切り、地元魚屋で仕入れたサバをはさみ甘酒に仕込んでいく。 1週間ほどねかせれば、かぶらずしの完成だ。 「浮気はない、ここの甘酒が無二だから」とニヤッと笑う中川さん。
秘伝のレシピは一部非公開ながらも、ここに来ておしゃべりしながら中川さんとかぶらすしを一緒に仕込んでみたい。⑧
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